- じか
- I
じか【地火】暦注の一。 大地に火気があって, 種まき・土木工事などを忌むべきとされる日。 地火日(ジカニチ)。IIじか【寺家】⇒ じけ(寺家)IIIじか【時下】このごろ。 この節。 目下。 多く手紙文に用いる。IV
「~ますます御清栄のことと存じます」
じか【時価】商品などのその時々の市場価格。Vじか【時花】その時節の花。VI「~を活ける」
じか【時課】ローマ-カトリック教会の典礼の一。 日課として定められた祈り。 朝課(夜中)・賛課(日の出)・晩課(日没)・終課(就寝時)など。 定時課。 時祷(ジトウ)。 聖務日課。VIIじか【直】〔「じき」の転〕間に他のものをはさまないこと。 多く他の語と複合して用いられる。「~の命令」「~火」「~談判」「~ばき」
→ じかにVIIIじか【磁化】(1)磁界中の物体が磁気を帯びること。 また, その結果生じた単位体積当たりの磁気モーメント。 帯磁。(2)高温で焼いた物の素地(キジ)が磁器質になること。IXじか【磁荷】磁石の両極にあって磁気の原因と考えられるもの。 磁気量。 電荷と異なって正・負いずれか一方のみの単一磁荷はいまだに発見されていない。Xじか【自家】自分の家。 また, 自分。「~用」「~中毒」「~の内面的性質/善の研究(幾多郎)」
~薬籠中(ヤクロウチユウ)の物(モノ)〔唐書(元行沖伝)〕必要に応じて自分の思いどおり使えるような物, または人。 薬籠中の物。XIじか【自歌】自分の和歌。 自作の和歌。XIIじか【自火】自分の家から出した火事。XIII「上条が明治十四年に~で焼けた時/雁(鴎外)」
じか【自科】自分の犯したあやまち。「主従向背(キヨウハイ)の~のがれ難きによつて/太平記 39」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.